君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「うん。やっとだよ」


修斗がアップしてる方を、二人して見た。


「里穂。ボール取って」


「うん」


少し遠いところから、修斗が叫んだ。


「よし!」


久しぶりに、ボールを蹴ってみよう。


「行くよ~」


右足を振り抜いた。


「あ・・・れ?」


「お前、全然成長してないな」


コロコロと転がったボールを、修斗が取りに来た。


「里穂に蹴られるボールがかわいそうだ」


「うっ・・・」


去年も、同じこと言われた気がする。