あの日から私は、生活態度を改めた。


22時には寝て、朝方の4時に起きる。


7時頃まで勉強して、ゆっくり朝ごはんを食べる。


そうするとね、自然に勉強したことが頭に入って来るの。


夜型の生活より、朝型の生活の方がやっぱりいいみたい。


「ごめんね、遅くなって。私も手伝うね」


二人の手伝いをする。


「里穂先輩、これでいいですか?」


「うん。大丈夫」


最近は質問なんかもしてくれて、仕事を覚えようって必死なの。


優実ちゃんもやっと、二人を認めた感じ。


「里穂先輩」


「ん?」


優実ちゃんが私に近づいてきた。


「やっとですね」