「今日は帰ったら、ゆっくり休めな」


「うん」


「勉強もいいけど、身体はもっと大切だろ?」


「うん」


修斗に言われて、いろいろ詰め込み過ぎてたことに気づいた。


睡眠不足の頭で勉強したって、覚えられるわけない。


規則正しい生活をしてこそ、勉強頑張れるんだよね。


「修斗、ありがと。私、頑張る」


「だから、頑張るのはほどほどにって今言っただろ」


「そうだった」


二人で笑った。


「久しぶりに、里穂の笑った顔見た」


「あっ・・・」


そういえば、最近笑ってなかったな。


それだけ余裕がなかったんだ、私。