君の隣~サッカーボールを追いかけて~

一回出た言葉は、あとからあとから溢れて来る。


「里穂、その辺にしとけ」


私の頭の上から、修斗の声が聞こえた。


「ひどいこと言ったと思うけど、里穂の言ったこと間違ってないよ。二人とも、ちゃんと仕事出来てる?」


「それは・・・」


「いつもおしゃべりばっかしてない?」


修斗の言葉に、絵理ちゃんも由未ちゃんも黙り込んだ。


「里穂がひどいこと言ったのは、謝る。でも二人とも、よく考えて。里穂、ちょっとこっち来い」


修斗に腕を引っ張られた。


「やだ、離して!」


「来るんだ」


「やだってば!」


ズルズルと引っ張られるように、グランドを後にした。


修斗に連れて来られたのは、体育館の裏。


ほとんど、人が通らないところだった。