君の隣~サッカーボールを追いかけて~

シャワーを浴びて、制服に着替えた。


「朝ごはんちゃんと食べてきなさい」


お母さんの言葉を無視して、家を出た。


家の前には、いつものように修斗の姿。


「おはよ」


短くあいさつをして、歩き出す。


黙って学校まで向かう。


その途中で、急に修斗が頭をポンポンとなでてきた。


ああ、私がイライラしてることを、修斗は分かってるかもしれない。


眠気を抑えて、授業を受ける。


「じゃあね、里穂」


「うん。バイバイ」


「修斗君も」


「ああ」


放課後、綾香と別れて部活に向かう。