「そしたら、修斗が助けてくれる?」


「俺がいたらな。ほら、帰るぞ」


差し出された手を握って、立ち上がった。


「お前、今日は早く寝ろよ」


「うん」


「最近、目の下クマが出来てる」


「ほんと?ヤダな」


自分ではあんまり気にしてなかったけど、やっぱりクマ出来てたんだ。


「受験本番までに、倒れるぞ」


「うん。頑張る」


「頑張るってなんだよ」


「早く寝るように」


修斗が、大きなため息をついた。


あれ?私。


なんか変なこと言ったかな?