君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「ん?」


「少し、付き合え」


「えー?」


「ちょっとだけだから」


そう言って修斗は、私の手をドンドン引っ張った。


「ちょっと、まだボール蹴るつもり?」


修斗に連れて来られたのは、小学校のときよく来た公園。


「少しだけ」


修斗は、エナメルバックからボールを取り出した。


「ちゃっかりボール入ってるし」


「当たり前だろ」


ポンポンと、リフティングを始めた。


「あんまりやると、足痛くなるよ」


「わかってる」


修斗のバックを持って、近くのベンチに座った。