「一応な。桜井のポディションとか」


「そっか。桜井君、1年には譲れないよね」


「負けたくないだろ。桜井だって、1年からレギュラーで出てんだし」


「そうだよね。でも、それでお互い刺激し合うのはいいことだよね?」


「ああ。今年も行くよ、全国」


「うん!私もしっかり、マネージャーします」


「期待してますよ」


「頑張る!」


そう言ったら修斗に、髪をくしゃくしゃされた。


「じゃあな」


「うん。おやすみ」


私の家の前で、修斗と別れる。


「あっそうだ。今日は早く寝ろよ?」


「えっ?」


「昨日、遅くまで起きてただろ?」