君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「だよね~うちなんて、浪人はさせないって言われてるし。大学受かんなかったら、働けって」


「うちもそうだよ。まだ廉もいるし」


こつんと、自分の机に頭をのせる。


3年になって、みんな真面目に勉強するようになった。


うちの学校は勉強出来る子たちが通ってるわけで、みんなが真剣に勉強に取り組んでる今。


少しでも気を抜いたら、テストの順位は下がるし成績が落ちるのも目に見えてる。


「綾香~私、頑張る」


綾香にガッツポーズを見せて、頑張る宣言をする。


「応援したげる」


「してして~」


「頑張れ、里穂」


「お~!」


なんとなく変な会話になって、二人で笑ってしまった。


チャイムが鳴って、担任が入って来る。


朝のHRが始まった。