仕事が忙しい両親だから、あまり出かけるってことはない。


でもまぁ、普通に仲良くやってると思う。


カラッと揚がった豚カツを、切っていく。


お皿にキャベツの千切りと、お肉をのせる。


ご飯と味噌汁をよそって、出来上がり。


「ご飯出来たよ」


私の声に、男二人がぞろぞろと席に着いた。


「いただきます」


もうすぐ19時半になろうとしていた。


「姉ちゃん、肉ちょうだい」


「いいよ」


廉が横から、私のお肉を取っていった。


20時前にはみんな食べ終わって、食器を洗った。


もちろん、私が!


食器を洗い終わった私は、やっと家事から解放された。