君の隣~サッカーボールを追いかけて~

ちらっと修斗を見ると、修斗の顔も少し赤かった。


「ねえ、修斗」


「なに?」


「ボール、そろそろ蹴れそう?」


「ああ。来週にはな」


「ほんとー?」


「里穂、お前声デカイ」


修斗が顔をしかめた。


「だって、嬉しかったんだもん」


「自分のことじゃないのに?」


「修斗のことは、自分のことのように嬉しいんだよ?」


少し顔を上げて修斗を見たら、バチっと修斗と目線が合った。


「お前、よく恥ずかしげもなくそんなこと言えるな」


修斗は私から顔を外してしまった。


「だって、思ったんだもん」