君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「でも、私が買ったのだし」


「これ結構重いぞ?持たせとけ」


「ありがと」


レジでお金を払ったあとからずっと、修斗は参考書が入った袋を持ってくれていた。


十センチ以上はある参考書と、センター試験の過去問。


それに英語の長文読解の参考書とか。


いろいろ買ったから、結構荷物になってしまった。


「手は必要?」


修斗は荷物を持ってない方の手を、ヒラヒラ振った。


「いる!」


その手をぎゅって握り締める。


「やっぱ、子供」


「いいじゃん。修斗の手だけだもん。つなぎたいって思うの」


本当にそう思ったからスルッと出た言葉だったけど、なんだか恥ずかしくなってしまう。


自分の言ったことに、自分で照れてしまった。