君の隣~サッカーボールを追いかけて~

私の手の数十センチ上に、修斗の手が現れた。


「チビは無理すんな」


そう言って、参考書を楽々取ってしまった。


「チビじゃないもん」


修斗から参考書を受け取る。


「お前は、昔から小さかったんだよ」


「それは、修斗が大きいからそう思うんだよ」


「小学生のときは、背の順で一番前だったくせに」


「それは、そうだけど・・・」


「もういいのか?」


私が買うつもりでいた参考書を、修斗が持った。


「うん。お金払う」


修斗と一緒にレジに行き、お金を払った。


「修斗、私持つよ?」


「ん?いいよ」