「んー取れない」


精一杯背伸びをして、高いところにある参考書を取ろうとした。


部活の帰り、少し遠回りをして本屋に来た。


受験のための参考書を買おうと思って。


塾とかに通ってるわけじゃないから、自力で勉強するしかない。


学校の先生にお勧めの参考書を聞いて、買いに来たの。


てか、何で欲しい参考書が一番高いところにあるんだろ?


これじゃあ、届かないじゃん。


こういうとき、背が低いと不便。


もう一度、背伸びをする。


あーやばい。


足全体が、プルプルする~


「んーもう少し」


あと数センチってとこで、力尽きた。


「うわっ!」