お互いの顔を見て、笑い合った。


「修斗」


「ん?」


「好き」


「知ってる」


「わっ、ずるーい。好きって言ってくれないの?」


「んな恥ずかしいこと言えるかよ」


修斗は顔を真っ赤にしてしまった。


「お前、無意識が多いんだよ」


「なにそれ?私、無意識になにかしてるの?」


「別にいいよ。俺がわかってればいいことだし」


「ふーん」


夢はそう簡単には手に入らない。


だから、頑張るしかないんだ。


頑張った先にはきっと、いいことが待ってるから。