君の隣~サッカーボールを追いかけて~

修斗が歩くのをやめた。


「修斗?」


「んな顔するな」


修斗が私の髪を、くしゃくしゃした。


「すっげえ、落ち込んでる顔してるぞ」


「そうかな?」


「里穂なら大丈夫だから」


「ありがと」


「お前は、頑張り屋だからな」


修斗は私の手を取ると、また歩き出した。


「ねえ、修斗」


「ん?」


「私たち、高校卒業したら離れ離れかな?」


「そうかもな。でも、俺の気持ちは変わらないから」


「うん。私も」