君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「優実ちゃん、ごめんね」


「あっ、おかえりないさ」


「ただいま~」


ジャージに着替えてすぐ、グランドに出て優実ちゃんのやってたことを手伝った。


「二人は?」


「あそこに居ますよ」


優実ちゃんが顔だけ横に向けた。


「あっ、ほんとだ」


優実ちゃんの見た方向には、絵理ちゃんと由未ちゃんが立っていた。


しかも二人とも、楽しそうにおしゃべりしてる。


「ふ~」


さっきとは違う、ため息が出る。


「やる気あるんですかね。あの二人」


優実ちゃんが冷めた目で、二人を見る。


「さあ?どうなんだろ?」