君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「はい!」


その日の帰り道。


「修斗」


「なに?」


「手、つないで?」


「はっ?ほんと、子供っぽいっていうか、甘えん坊っていうか」


修斗は呆れたような表情をした。


「甘えるのは、修斗にだけだよ?」


歩いてた足を止め、ジッと、修斗の目を見る。


「はぁ~」


修斗はため息をついて、手を差し出してきた。


「なんでため息つくの?私と手つなぐの、嫌?」


「ちげーよ。お前がそんな目するから、いけないんだ」


「この前から、そんな目ってなに?」


意味が分からなくて、首をかしげる。