君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「里穂ちゃんも、マネージャーしっかりね」


「はい。でも、沙穂先輩みたいに出来るかな?」


「うんん、私と同じじゃなくていいの。里穂ちゃんは、里穂ちゃんが出来ることをやればいいのよ」


「はい」


「二人にサッカー部を任せるよ。俺たちが出来なかったこと、修斗たちなら出来るって思ってるから」


「俺、とにかく今は、グランドに戻ることだけを考えます」


「それでいい。みんな、修斗を待ってるから」


「はい」


「これで私たちも、心おきなくこの高校を卒業出来るね、翼」


「ああ」


翼部長と沙穂先輩は、お互いの顔を見て微笑んだ。


「修斗君、里穂ちゃん。私たち、応援してるからね」


「ありがとうございます」


「なにかあったら、相談に乗るし」


「いつでも、メールしてね」