君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「それとこれとは、話が別でしょ?」


「同じ」


あっさり答えられてしまった。


「勉強すんだろ?」


私が机の上に出した単語帳を、修斗がヒラヒラ振った。


修斗だってやる気じゃない。


なんだかんだ言ったって、修斗も勉強は出来る。


うちの学校は普通科のみで、1学年240人。


その中の修斗は、上から50番以内を常にキープしてる。


勉強も出来て運動も出来る。


それって、ずるいよね。


すごいんじゃなくて、ずるい。


両方できるなんて、ずるいよ。


「なんの勉強するんだよ?」


「日本史」