君の隣~サッカーボールを追いかけて~

綾香も、もう先輩とは十分話したからって言って、帰って行った。


「修斗」


「なに?」


私と修斗の席は、最後の席替えで前後になった。


「問題ね」


「はっ?いきなりなんだよ」


「テスト勉に決まってんじゃん」


「お前、真面目だな」


「別に真面目じゃないよ。何もしなくても勉強出来るほど、頭良くないもん」


「んなこと言って。毎回20番以内じゃん、順位」


「それは、頑張ってるからでしょ~修斗だって、その恩恵受けてるじゃん」


テストのためにまとめたノート見せてあげたり。


「はいはい。感謝してますよ」


「全然感謝してるようには聞こえない」


「お互い様だろ?俺だって、里穂のこと結構助けてるし」