3月1日。
今日は、先輩たちの卒業式。
翼部長も沙穂先輩も無事に、行きたい大学に合格した。
2年生は、在校生代表として式に出席する。
1年生は、お休み。
いつもより少しだけ真面目に制服を着こなした先輩たちが入場して来る。
それを拍手で迎えた。
来賓の方の挨拶が続く。
今日は体育館の中に椅子を並べて、そこに式出席者は座っていた。
「おい里穂。なにやってんだよ」
私の隣に座ってる修斗が、横目で私を見てくる。
「テスト勉」
「真面目に話聞けっての」
「眠ってた人に言われたくないし」
そう言い返したら、修斗は黙ってしまった。
今日は、先輩たちの卒業式。
翼部長も沙穂先輩も無事に、行きたい大学に合格した。
2年生は、在校生代表として式に出席する。
1年生は、お休み。
いつもより少しだけ真面目に制服を着こなした先輩たちが入場して来る。
それを拍手で迎えた。
来賓の方の挨拶が続く。
今日は体育館の中に椅子を並べて、そこに式出席者は座っていた。
「おい里穂。なにやってんだよ」
私の隣に座ってる修斗が、横目で私を見てくる。
「テスト勉」
「真面目に話聞けっての」
「眠ってた人に言われたくないし」
そう言い返したら、修斗は黙ってしまった。