君の隣~サッカーボールを追いかけて~

驚いた表情の修斗。


「俺、部長って柄じゃないし」


確かに吉井君は、声を出してみんなをまとめる感じじゃない。


どっちかっていうと、プレーでみんなを引っ張る感じ。


「翼さんだって、お前を指名したわけだし。いいよな、修斗」


「てか、俺たちだけで決められないだろ?せめて2年の意見は聞かないと」


修斗は真面目な顔してそう答えた。


「それもそうだな。また時間見つけて話し合うか。それでいいかな?」


「あっうん」


急に吉井君に話を振られて、慌ててうなずく。


やばい、やばい。


久しぶりの学校で、疲れてボーっとしてた。


「里穂、帰るぞ」


「うん」


紙を鞄の中にしまう。