君の隣~サッカーボールを追いかけて~

家の電話が鳴ってる音で、目が覚めた。


しばらく鳴ってた音が急に途切れた。


それが合図のように、私はまた目を閉じた。


「里穂!」


目を閉じてすぐ、お母さんが部屋に入ってきた。


「なに?」


布団から顔を出す。


「学校、行かなかったの?」


「どうして?」


「今、担任の先生から連絡があったの。無断で休むなんて、珍しいからって」


「頭、痛いから」


「えっ?」


お母さんがベットの端に座って、私のおでこに手を当てる。


「やだ、熱あるじゃない。もーなんで早く連絡しないの!買い物なんかしないで早く帰ってきたのに」


お母さんは、大きなため息をついた。