君の隣~サッカーボールを追いかけて~

私は、来た道を戻り始めた。


「待てよ。どこ行くんだよ」


修斗に手首をつかまれる。


「離してよ。どこに行こうが、私の勝手じゃない」


思いっきり、修斗の手を振りほどく。


「もう、修斗とは話さない」


「里穂」


「幼なじみなんてやめる」


それだけ言うと、私は走って修斗のもとを離れた。


涙が止まらない。


泣きながら走ってるせいで、息が苦しい。


いつの間にか走るのすら出来なくなっていた。


ゆっくり歩いて、家に戻る。


自分の部屋に入って、ベットに倒れ込んだ。


「ひっく・・・」