君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「くしゅん」


私の口から、くしゃみが漏れる。


「風邪引いんてんのか?」


「ちょっと」


「バカ。熱は?」


修斗の手が、私のおでこに伸びた。


「イヤっ!」


バッと修斗の手を、払ってしまった。


「里穂?」


修斗が不思議そうな顔して、私を見る。


「ごめん」


「お前、ほんとに顔色悪いぞ。大丈夫か?」


「だいじょ・・・」


大丈夫って言えなかった。


「里穂?」