カーテンから漏れる光で、目が覚めた。


寒くて、なかなかベットから出れない。


「里穂、早く起きなさい」


下から、私を起こすお母さんの声がする。


適当に返事をして、ベットから起きあがった。


「こほっこほっ」


なんか、喉がイガイガする。


本格的に風邪を引いたかもしれない。


のろのろと制服に着替える。


「里穂、いつまで寝てるの!」


お母さんのイライラした声が聞こえた。


「起きてる~」


小さな声で返事をして、下に向かう。


修斗はもう、学校行ったのかな?


会いたくないな。