「どうしよ・・・」


カチッと、ドライヤーの電源を切る。


鏡には、ドライヤーのせいでボサボサに広がった髪の自分が映っていた。


修斗と、キスしちゃった。


触れた唇が、今でも熱い。


キスのあと。


修斗は、「ごめん」と小さく謝って病院の中に戻って行った。


初めてのキス。


相手は、修斗。


キスの意味はなに?


どうしてキスしたの?


頭が混乱して、冷たい風が吹いてる中、私はその場を動けなかった。


「くしゅん」


そしたら、少し風邪気味。


「修斗のバカ」