何回か呼んでみる。


「おかしいな?」


カーテン閉まってるけど、部屋の明かりがついてるのはなんとなく確認できた。


「修斗、居ないの?」


ちょっと大きな声で、呼んでみた。


「修斗ってば!」


んー気づかない。


諦めてケータイにメールしようとしたとき。


「うっさいな、里穂。近所迷惑だろ」


カーテンがシャッと開いて、窓がガラッと開けられた。


「ねー見て見て。発見し・・・た・・・」


iPodを自分の顔の辺りでヒラヒラ振り回してた私は、修斗の姿を見て言葉を失った。


「きゃー!なんて格好してんのよ!」


私は思いっきり身体を反転させた。


やばい、やばい、やばい・・・