君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「いいの?」


「今さらなんだよ」


「うん」


差し出された手を握った。


「夜景、きれいだっただろうね」


「ん?ああ」


夜にテレビ塔に行こうと思ったのは、展望台から見える夜景がきれいだから。


「見に行くか?」


「えっでも・・・今行ったら、帰りの時間に間に合わないよ」


「ギリギリか、遅刻しても5分くらいだろ」


ポケットからケータイを取り出して、時間を確認する修斗。


「でも、いいや。また来るから」


「一人で来るのか?」


「んー修斗も?」


「いつかな」