君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「だから・・・」


だんだん、修斗の声が小さくなる。


いつの間にか、雪が降り出していた。


「とにかく、帰るぞ」


「えっ?帰るって、どこに?」


「ホテルに決まってんだろ、バカ」


「バカじゃないもん」


「バカだよ、バカ」


そう叫ぶと、スタスタと修斗が歩いて行ってしまった。


「ちょっと待ってよ。きゃっ!」


急いで追いかけると、雪で足が滑った。


「たく、だから言ったじゃん」


「ありがと」


修斗が身体を受け止めてくれて、なんとか倒れずに済んだ。


「ほら」