君の隣~サッカーボールを追いかけて~

どれくらいたったかわかんない。


長かった気がするし、短かった気もする。


「里穂」


いつものように私の名前を呼ぶ修斗を見たとたん、全身の力が一気に抜けて涙が流れた。


「お前、ほんとバカ」


呆れたように私を見る修斗。


「ごめん・・・なさい」


「なんであのとき、意地張ったんだよ」


「ごめん」


「どんだけ心配したと思ってるんだよ」


「ごめん」


私はただ、謝ることしか出来なかった。


「もう、泣かなくていいから」


「あっ・・・」


寒さでかじかんでた身体が、修斗に抱きしめられて温かくなる。