君の隣~サッカーボールを追いかけて~

たった30分、修斗と離れただけなのに。


いつもにも増して、修斗が恋しいのはなんでだろう?


やっぱ、知らない土地ってのがいけないね。


だって、隣に修斗が感じられないんだもん。


修斗はずるいね。


こんなにも、私の心を支配してる。


ちょこんと、花壇の隅に腰を下ろした瞬間鳴るケータイ。


「もしもし?」


『やっぱ迷ってんだろ?』


「うん」


どうして修斗は、こうタイミングよく電話をかけてくるの?


『どこに居んの?迎えに行く』


「時計台」


『わかった。動くなよ』


「ん」