君の隣~サッカーボールを追いかけて~

私がいっつも、ドジばっかして。


いっつも修斗を頼ってて。


だから、修斗は私のこと子供扱いする。


修斗にとって私は、幼なじみ以下の妹的存在なのかもしれない。


そう思うと、余計気分落ち込む。


「あーもう!」


とにかく今は、そんなこと考えてる場合じゃない。


テレビ塔を目指さなければ。


どんなに街が明るくても、空はどんどん暗くなる。


私の嫌いな真っ暗闇が、そこまで迫っていた。


とりあえず、鞄から地図を取り出す。


現在地と目的地を確認。


「よし。行こう」


修斗に頼らず、自分の力で何とかしよう。


そう思って、足を一歩前に踏み出した。