君の隣~サッカーボールを追いかけて~

また修斗のため息。


「一人で行けるよ」


『絶対無理だ。どこに居るんだよ、今』


「なんで無理って決めつけるの!?」


『はっ?なにお前ムキになってんの?』


「ムキになってない。一人で行けるから先行ってて。切るよ」


『おい、り・・・』


最後まで修斗の言葉を聞かないで、ケータイを切ってしまった。


切ったとたん襲われる自己嫌悪。


「何してんだろ、私・・・」


修斗が言ってることは正しいのに。


無理とか決めつけられて、ムキになってしまった。


私だって、修斗と同じ年なのに。


なんでいつも、修斗に子供扱いされるんだろ。


てか、そんなの考えなくてもわかるけどね。