しばらく無言で歩く。


「なんか、腹減ったな」


急に修斗がそう言いだした。


「そういえばまだ、夕ご飯食べてないもんね」


「コンビニ、寄るか?」


近くにあったコンビニを指さす修斗。


「うん」


中に入って、コンビニ内を見て回る。


「肉まん、半分こしよ?」


「そうだな」


温かいお茶2個と肉まんを一個買う。


「ほら」


「ありがと」


半分こした肉まんは、ホカホカの湯気が出てて。


どんな意味でも、修斗に大切って言われたときの私の心を現してるみたいだった。