君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「俺と、付き合わない?」


「へっ?」


耳元に、陽介さんの熱い息がかかる。


「俺、里穂ちゃんのこと大切にするよ?」


「あっと・・・」


急のことで、頭が回らない。


告白なんてされたことなくて、どうしていいかわからない。


俯いた私に。


「顔あげてよ」


と、陽介さんの声と同時に顎を持たれる。


一瞬、なにが起こったかわからなかった。


陽介さんの顔が近づいてきたと思ったら。


「いや!」


そう叫んで、陽介さんの身体を突き飛ばしていた。


「里穂ちゃん?」