君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「えっ?」


なんか、こっちに向かって手を振ってるんだけど。


私、だよね?


私、しかいないよね?


しょうがないから、手を振り返す。


かなり恥ずかしいよ~


そんな私の気持ちを知ってか知らずか、陽介さんはにっこり笑うとアップを再開した。


「ほら、里穂」


しばらくすると、修斗が戻ってきた。


「ありがと」


カフェオレを受け取る。


修斗のは・・・温かい紅茶。


予想が当たって、心の中でガッツポーズ。


「修斗」


「なに?」