君の隣~サッカーボールを追いかけて~

修斗とゆっくり歩く。


まるで、デートみたい。


二人っきりで歩くのなんてよくあるのに、周りが見慣れない景色だからかいつもと違ってドキドキする。


「ねぇ、修斗」


「なんだよ?」


「うんん。なんでもない」


「変なやつ」


ねぇ、修斗。


あなたも、ドキドキしてますか?


それとも、なんにも感じてないかな?


同じ気持ちだったら、嬉しいな。


体育館に入ると観客席はもう人がいっぱいで、コートでは選手がアップしているところだった。


「バスケの試合見るなんて、初めてだな」


「うん」


指定された席に座る。