君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「どうしてってお前・・・」


「だって、わかんないもん」


「そんな目されたら、誰も断れないっつーの」


ボソッと修斗が言った。


「そんな目って?」


「わかんないならいい」


修斗は、ため息をつくのが好きらしい。


だってまた、盛大なため息。


「そんなにため息つくと、幸せ逃げてくよ?」


「はぁ~」


「あーほらまた。人が心配してんのに」


「誰が俺にため息つかせてんだよ」


修斗の手が伸びてきて、私の頬を引っ張る。


「痛~い!」


手が離れたと思ったら、今度はおでこを指で弾かれる。