君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「覚えてたらな」


「じゃあ、指きりしよ?」


顔を横にいる修斗の方に向けて、小指を突き出した。


「バーカ。そんな子供っぽいことするかよ」


雑誌から目を離さず、修斗がそう答えた。


「いいじゃん。ねっ?」


修斗の肩を小突く。


「ねぇねぇ」


「たく、うっせえな」


修斗が思いっきり私の方を振り向いた。


それと同時に、私の唇になにか触れた感触。


「あっ・・・悪い」


「う・・・んん」


一瞬だったけど、修斗の唇が私の唇に触れた。


うそっ、どうしよ・・・