「里穂、お前最高」


「修斗のバカ!そんなに笑わなくてもいいでしょ」


私はどんどん顔が熱くなってくるのを感じた。


修斗なんか、笑い過ぎて息上がってるし。


「もう、バカバカ!」


私は近くにあった枕で、修斗を何回も殴った。


「わっ、なにすんだよ」


「修斗が悪いんじゃん」


「里穂がボケてんのが悪いんだろ」


修斗は腕を顔の前まで上げて、枕攻撃をかわそうとしている。


その行為がさらにムカついて、私はその腕めがけてバンバン叩いた。


「ボケてないもん。思ったこと言っただけじゃん」


「じゃあ、里穂の頭ん中がボケてるってことだろ」


「もう!黙って殴られろ」


「誰が黙って殴られるかよ」