君の隣~サッカーボールを追いかけて~

誰か、助けて。


どうしよう。


涙が出そう。


「里穂」


触られたまま動けないでいると、どこからか修斗の声が聞こえた。


その声と同時に、触られてる感触がなくなる。


目を開けると、私とその男の間に修斗が立ってた。


私は思わず、修斗に抱きついてしまった。


「そのままそうしてろ」


「ん」


頭の上から聞こえる修斗の声に、こくんとうなずいた。


「バカ、里穂」


「うん」


「大人しく触られてんな」


「ん・・・」