君の隣~サッカーボールを追いかけて~

しばらく一人で音楽を楽しんでると、目の前に知らない顔が現れた。


思わず声を出しそうになって、慌てて手で口を覆う。


「あのっ・・・」


イヤホンを取った。


「ごめん。びっくりさせた?」


こくこくとうなずく。


「隣いい?」


「あっどうぞ」


急いで鞄をどかす。


「さっき、修斗と居た子だよね?」


「はい」


それは、陽介と呼ばれた男の子だった。


「俺、竹内陽介」


「私は・・・」


「里穂ちゃんでしょ?」