君の隣~サッカーボールを追いかけて~

ははは~っと、無理に笑ってみる。


「助けてもらったのに、お礼も言えないのかな?」


ぐーっと、修斗の顔が私の顔に近づいてくる。


近い、近い、近いよ~


一人であたふたしてると、さらに修斗の顔がアップに。


「助けてくれて、ありがとう」


恥ずかしさのあまり、私は早口にそれだけ言った。


一瞬修斗の顔が笑顔になって、私から離れた。


と思ったら。


「いった~い!」


修斗に頭突きをされた。


「ひどいよ、修斗」


あー頭ズキズキする。


「里穂、よく聞け」


「なによ」