君の隣~サッカーボールを追いかけて~

「里穂、あんたいつか階段から落ちて死ぬかも」


まるで予言をするかのように、綾香が私にそう言った。


階段から落ちそうになるのは、私の得意技。


特に、誰かと話しながら歩いてるとそっちに夢中になっちゃう。


だから、階段上り損ねたり、一段踏み外したり。


「でも、修斗君に抱かれてよかったじゃない」


綾香が私の耳元で、こそっとささやいた。


「だっ抱かれた!?」


あーもう。


どうして綾香は、そーゆーこと平気で言えるのかな?


平気な顔してそんな言葉を言った綾香に対して、私の顔は真っ赤だ。


「てか、今さら恥ずかしがるもなくない?」


「へっ?」


「だってずっと一緒に居たんじゃん。裸だって、見たことあるんでしょ?」


「あっ綾香!」