君の隣~サッカーボールを追いかけて~

恥ずかしい・・・


走ったせいで、教室にたどり着いたときには息が切れてた。


「おっはよう。里穂」


「おっ、おはよう」


教室に入ると、綾香が笑顔で私を迎えた。


「な~に?新学期早々、息切らして」


「綾香~私、死んじゃう」


「はっ?」


綾香が目を見開いた。


「なに里穂。夏休みの間に、暑さで頭やられた?」


「違うよ~」


私は今あったことを、一気に綾香に話した。


「はぁ~?あんたまた、階段から落ちそうになったの?」


綾香が盛大にため息をついた。


「上から下りてくる子に気づかなくて・・・」