後ろの席に乗り込むと、隣に修斗が座っていた。


「ラッキーだな」


「うん。修斗が怪我してよかった」


「バーカ」


ポカンと、軽く頭を叩かれた。


「いったぁ~」


「いちいち反応デカすぎ」


「そんなことないのに」


修斗は朝が苦手で、ちょっぴしテンション低め。


隣に座って、大あくびしてる。


「修斗、リハビリ順調?」


「あっああ。でもし始めたばっかだからな。これからだろ」


「そっか」


「おじさんには、ゆっくりやればいいって言われた」


「うん。聞いた」