君の隣~サッカーボールを追いかけて~

恥ずかし過ぎて、私は修斗から顔をそらす。


横目でちらっと修斗を見ると、修斗の顔も真っ赤だった。


なんとなく、気まずい空気が二人の間を流れる。


その空気を最初に破ったのは修斗。


「里穂」


「ん?」


「俺、気持ちの半分はサッカーやめようと思ってた」


「うん」


「ずっとプロに憧れてて、でもこの怪我で終わりだなって」


「うん」


修斗は、怪我をしてから思っていたことを素直に私に話してくれる。


「それに、みんな簡単に手術って言うけど、手術するには金もかかる」


「うん」


「手術代って安いもんじゃない。リハビリ代だってかかるし」


「そうだね」