君の隣~サッカーボールを追いかけて~

ゆっくり、修斗の家に続く道を戻り始める。


「あっ・・・先輩たち」


修斗の家の玄関の前まで行くと、沙穂先輩たちが家から出て来るところだった。


「帰るんですか?」


「ああ。もう話は済んだから」


翼部長が、私と優実ちゃんに笑顔を向けた。


「修斗は、どうですか?」


「自分で聞いてごらん」


沙穂先輩が、ふわっと笑った。


私と優実ちゃんが出てった間に、何かあったの?


「優実ちゃんは、一緒に帰ろう。何があったか、私たちが話すから」


「えっ・・・あっはい」


優実ちゃんは不思議そうな顔をしながらも、沙穂先輩の言葉にうなずいた。


「里穂ちゃんは、直接修斗君から聞いてね」


「はい・・・」